令和元年度 産業交流拠点形成に向けた区内企業とベンチャー企業の連携創出及び次世代を担う人材育成支援事業の成果報告会を実施しました。

株式会社リバネス大阪本社では、2020年2月6日に、大阪市港区の産業振興を目的とした事業

「令和元年度 産業交流拠点形成に向けた区内企業とベンチャー企業の連携創出及び次世代を担う人材育成支援事業」の成果報告会を実施し、

81名にご参加いただきました。

 

 

はじめに株式会社リバネス大阪本社の仲栄真より本事業の主旨を説明しました。

大阪市港区および港区産業推進協議会と共に目指す、産業創出のためのエコシステム構築の取り組みを解説しました。

港区では、区内の町工場、事業者、そして区外のベンチャー企業や研究者がGarage Minatoをハブにして連携し、「社会課題の発見」から「解決策の検証」までのサイクルを回す仕組みを目指します。

また、そのサイクルの中心となる区内企業を活性化するために、自社について伝える力、

連携をつなぐ力・創る力を身につける取り組みを本事業にて実施しています。

 

 

第一部の成果報告

第一部では昨年度から行っている、出前教室を活用した人材育成事業の成果を報告しました。

このチャレンジポート事業は、区内事業者で構成される

港産業会の青年部会であるイノベーションポート200が主体となって行いました。

 

今年度は区内企業9社が参加し、自社の強みをわかりやすく伝えるための座学研修を行った後、

各社で構成するチーム別に開発した小学生向けの教育プログラムを築港小学校にて実施しました。

現在は、港区が抱える課題を解決するために子どもたちと考案したプランをもとに、

4つのチームがプロダクト開発を進めています。

 

イノベーションポート200と参加企業らによる成果報告の様子

 

 

第二部の成果報告

第二部では、本事業にて行った区内企業とベンチャー企業の連携事業の成果報告を行いました

この取り組みでは、港区が抱える社会課題を抽出し、

そのテーマに合わせて区内企業とベンチャー企業のマッチングを行い、事業プランの公募を行いました。

その結果、下記の3件が採択を受け、課題解決に向けた実証事業を行ってきました。

 

当日は現在までの実証の結果を各チームが報告し、本事業で課題解決のきっかけを得たこと、そして次のステップに進む計画を発表しました。

 

・港区内の食品廃棄の食用昆虫による再資源化/食料化プロジェクト
(株式会社BugMo & 株式会社ファーストオーシャン)

 

・美容室を中心にした健康ステーションの構築
(株式会社イヴケア & 株式会社SAKULA)

 

 ・港区内製造事業者を中心とした、地域防災力の向上
(株式会社あんしん壱番 & チエノマ株式会社 )

 

連携ベンチャー・区内企業による現状の成果報告

 本会の最後では港区区長 筋原章博氏と、株式会社RETOWN代表取締役の松本篤氏

、弊社取締役執行役員CROの吉田一寛によるフリートークを行いました。

まずは松本氏に大正区で取り組んでいる大正リバービレッジプロジェクトの事例をご紹介いただきました。

その後、今回の成果報告会で出てきたキーワードをもとに、

2025年の大阪・関西万博を念頭においた港区・大正区での大きな仕掛けについて議論しました。

 

 

今後もリバネス大阪本社では、港区にて行政、地元企業、研究者、ベンチャー、町工場と共に

地域のエコシステム構築に取り組んでまいります。

 

また、本事業のように多様な分野・立場の企業や個人が集まって新たなプロジェクトを創出する

超異分野学会大阪フォーラム2020を2020年5月16日に弁天町にて開催します。ぜひお越しください。

 

 

参考

 

平成30年度事業

<新聞掲載>大阪市港区、小学生の発想を製品に ものづくりの町、官民連携(2019年4月6日 日本経済新聞ウェブ版)

 

令和元年度事業

<ニュースリリース>大阪市港区内事業者とベンチャー企業による連携実証事業3件を採択しました。(2019年11月20日)

 

<ニュースリリース>【2/6開催】令和元年度 産業交流拠点形成に向けた区内企業とベンチャー企業の連携創出及び次世代を担う人材育成支援事業の成果報告会を実施します(2020年1月20日)

 

<本件に関するお問い合わせ>

株式会社リバネス大阪本社 仲栄真・石尾・福田

大阪本社代表TEL:050-1743-9799 E-mail:info@lne.st

 

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